あらすじ
一場は、「賢治先生と脇役(一人何役もの役をこなす)との二人芝居ということになっています。
賢治先生(銀河鉄道の車掌)が、銀河鉄道の駅から望遠鏡を覗いていると、地球がピカッとひかったのです。
そもそも地球は惑星ですから、自らはひかりません。ふだんは宇宙の闇の中にまぎれているのですが、
なぜか一瞬ひかりを発したのです。賢治先生は、目のいいよだかに光のことをたしかめてから
賢治童話の主人公たち(賢治ファミリー)を呼び出して、ピカの原因究明がはじまります。
その結果明らかになった事実は驚くべきものでした。
二場は、一場の劇を受けて、宮沢賢治が見たピカを疑似体験した上で、原爆についての対話場の対話がはじまります。
登場人物は星あかりのもと顔の見分けもつかない薄暗闇で影絵芝居そのままの対話が続けられます。
話し合いはどのように展開してゆくのでしょうか。