一休‐EVOLUTION‐
一休‐EVOLUTION‐
殿様:ツッコミ役
一休:少年漫画の主人公のようなキャラ。
闇人格:一休と一人二役。かんだかい声。
さっちゃん:美少女。少年漫画のヒロインのようなキャラ。
敵:悪役。少年漫画のラスボスのようなキャラ。
上演時間:15分
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殿様「一休〜! これ、一休!」
一休「はっ。お呼びでしょうか、御殿様」
殿様「良く来た。今日はおぬしに相談があるのじゃ。
このびょうぶの虎が毎晩絵から抜け出して暴れまわるのじゃ。
この虎を捕まえてくれぬか」
一休「びょうぶの虎を……? わかりました、いいでしょう。
ふぅ、やれやれ……
今日のターゲットは具現化系のダークビーストか。
マスタークラスの俺にとっちゃあ、こんなザコ、肩慣らしにもならないってのに」
殿様「え? い、一休……?」
一休「まぁこれもガーディアンに生まれし者の勤めってやつか。やれやれだ」
殿様「ガーディアンって何だ、一休?」
一休「フン……っ! 闇の獣よ! 夜の住人よ! 時空のはざまより忍び寄りし者よ!
汝のあるべき世界へと戻り、二度と現世に足を踏み入れるなかれ!
臨兵闘者 皆陣列在前! はあぁぁッ! 大! 正! デモクラシー!!!
くっ……ぐわああ!(はじきとばされる)ば、ばかな! 一体何が起きた!?」
殿様「ワシが聞きたいよ」
一休「バカな、はじかれただと……?!
まさかこいつは……レベルファイブか! なぜ、こんなものが!
まさか、これもワルプルギスの夜が近づいている影響だというのか……!」
殿様「ワ、ワルプル……?」
一休「下がっていてくれ、御殿様。こいつはちょっとばかし骨が折れそうだ。
……自分の力も及ばぬ強大な敵
そんな状況にあって、俺は心が沸き立つような感覚を味わっていた。
どくん……! どくん……! はっ、何の音だ!?」
殿様「お前が自分でしゃべってるんだよ」
一休「俺の心臓の音か! 高揚する精神とは裏腹に肉体はよりクールに冷めていく。
それはさながら青い炎。さまよえる青い弾丸。まるでこの状況を楽しんでいるようだ。
ククク……は! 俺は今笑っているのか?
バカな。誰よりも面倒事を嫌い、だらだらとした日常を望んでいたはずの俺が!
自分が全力を出して戦える敵! 俺はそんな相手を求めていたとでもいうのか……!
ぐっ、ぐおおっ……!」(苦しみ出す)
殿様「ど、どうした、一休!?」
闇人格「ケケケケケ!」
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