今日も元気に迷子センター!(?)
○今日も元気に迷子センター!(?)

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キャスト
 ・けんご
 ・ミズキ
 ・旦光
 ・納光
 ・警察官1(男)
 ・警察官2(女)

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  効果音:アナウンスの開始音

けんご「あー、あー・・・迷子!迷子の知らせです。赤い服、青いサロペット、赤い帽子をかぶった男の子が、お連れ様を探してます。心当たりの方は、一階、迷子センターまでお越し下さい。」

   リーゼント姿のけんごが出てくる。

けんご「ボク!お母さんきたよ!ほら、おもちゃはもういいから!!こら!言う事聞け!そもそもなんでてめぇは迷子になったんだよ!どうせ離れるなって言われた矢先離れたんだろ?ちゃんと親の手を掴む!ほら掴め!(無理やり掴ませる)親も親だ!なんで子供よりセールの方が大事なんだ!あのな、コイツにとってオメェはな、この世でたった1人の、世界でたったひとりの母親なんだよ!もう二度と目話すんじゃねぇぞ、分かったか!分かったらっとと帰れ!帰れ!二度と来るんじゃねぇぞ!・・・はぁ・・・」

けんご、リーゼントを気にしながら迷子センター内の時計を確認する。

けんご「あ、もうこんな時間か・・・。片付け始めねぇとな。」

   仕事を始めるけんご。
   そこに警察官1と警察官2が現れる。

警官1「よっ、けんご!今日も張り切ってたな!にしても、ちょっと言いすぎたんじゃないのか?(ちゃかす様に言う)」

けんご「ほかっとけ。悪ぃのはあいつらだ。」

警官1「ま、そこがお前らしいところでもあるがな。そろそろ迷子センターの仕事に慣れたか?」

けんご「まぁな。けどやっぱり子供は嫌いだ。」

警官1「まぁ、そう言うな・・・」

警官2「子供嫌いだからって泣かせたら捕まえますからね!」

けんご「何だと!?それで俺がなんの犯罪犯したって言うんだ!」

警官2「子ども虐待!十分犯罪犯してるじゃない・・・」

警官1「落ち着け!親も十分自覚してるわけだし、けんごはそれを指摘しただけだ。働き出した時はどうなることかと思ったが、よくやってくれてるぞ?」

警官2「・・・。いつか絶対に捕まえてやる!」

   警官2、頬を膨らませて出て行く。

けんご「あいつは何をしに来たんだ?」

警官1「気にしないでくれ。新人なんだ。」

けんご「へー。」

警官1「そろそろ終わりの時間だな。じゃあ、残りの仕事頑張れよ。」

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