ハロウィンの奇跡
ハロウィンの奇跡
トリック・アンド・トリート
ドラキュラ・・・依頼人。
ネコ娘・・・・・生徒会の人。ぶりっこ、きゅるるん、自分かわいい♡ねこ耳にしっぽ。服装も可愛い感じ。
雪女・・・・・・生徒会の人。冷徹なクール女子。白装束で雪女っぽく。
ロボット・・・・生徒会の人。無口で優しい。段ボールでロボットの被り物。
伊達政宗・・・・生徒会の人。歴史オタク。語尾は「ござる」。手作り感満載の鎧、カブトは巨大な折り紙でつくったやつ。三日月の飾り。 片目は眼帯。(伊達政宗風)
血まみれ・・・・血まみれのシャツ。目が見えないくらい前髪が長い。幽霊。
この人のことは、ドラキュラ以外は見えていない。会話しているようで、実はこの人なしで会話が成り立っている。
ハロウィンっぽいBGMが流れる中、開幕。
オレンジ~紫のホリ。地あかりなし。
生徒会室の真ん中に、後ろ向きで「血まみれ」が立っている。
「血まみれ」は血まみれシャツに制服のズボン。BGMに合わせてリズムを取る。
場所は生徒会室。ハロウィンの飾りつけなどの準備物が色々とおいてある。
机4つ、イスも4脚。
黒板(ホワイトボードでも可)には、「第1回 ◯◯中ハロウィン祭」の字と、発表日の来週の日付が書いてある。
緞帳が上がり切ったら、血まみれが前を向いて、真ん中スポット。BGM下げる。
血まみれ「ねぇ…みんなは、【ハロウィン】って知ってる?日本では、ただの仮装パーティだと思われているけど、元々は2000年以上も前から行われている、死者の魂が現世に戻ってくるお祭り…♪死んだ人も、生きている人も、みんなでおばけの恰好をすることで、その日だけは、一緒に遊べるの♪…それはそれは…、楽しいお祭りっ♪キャハハ」
BGM再び大きくなる。血まみれ、ニッコリ微笑んで、また後ろ向きになり、(ここでスポット消灯)、生徒会室の奥の方へ移動。
BGM、FO.
ねこ娘、雪女が下手から、会話しながら入ってくる。スイッチに手をかける仕草をして、それに合わせて地あかり。
血まみれ「あ、おはよ~」
ねこ娘 「やっぱり、アタシのねこ娘が絶対ナンバー1だと思わん⁉やっぱアタシちょ~~~~可愛いっしょ♡ね、雪女ちゃん♡」
雪女 「ちょ、何その「ゆきおんな」ちゃんって…」
ねこ娘 「だって~!今日はみんな、来週の『宮前中ハロウィン祭』の衣装を試しに着てみようってなったじゃん⁉」
雪女 「あ、うん…まぁ…なったね。だから私らも、こうやってねこ娘と、雪女の衣装…着てるわけだもんね…」
ねこ娘 「そしたらさぁー!やっぱ、その役になりきらないとじゃんっ! だからぁ、アタシのこともぉ~、「ねこちゃん」って呼んで欲しいじゃ~ん⁉」
雪女 「何それ、意味わかんないし。」(侮蔑のまなざし)
血まみれ「きゃははっ」
ねこ娘 「ゆきおんなちゃん、コワッ!マジで絶対零度!さすが、生徒会一のクールビューティ♡ちなみにあたしは生徒会一のキューティプリティプリンセスッ♡(決めポーズ)」
雪女 「はぁ…(ためいき)、ま、もう何でもいいわ……」
血まみれ「ねこ娘ちゃんは、いつも通りの通常運転だねぇ~」
ねこ娘、雪女、(+血まみれ)がキャッキャとアドリブで話してる所に、ロボットと伊達政宗が下手から登場。
伊達政宗「やぁやぁ、諸君!おはようでござる!」
ロボット「(無言で、腕を上にあげる)」
血まみれ「あ、おはよ~」
雪女 「(伊達政宗に近づきながら)絶対、歴史オタクのアンタは、武士の恰好すると思ったけど…本当にやるとかマジか。」
伊達政宗「ムムッ、何やつ!わが剣の錆(さび)にしてくれようぞ!」
伊達政宗、腰に下げていた刀を抜き取って雪女に切りかかろうとする。
血まみれ「キャハハ~!そんなの振り回さないで~!」
ロボット「(伊達政宗と雪女の間に入って、刀を真剣白刃取りする)」
伊達政宗「なんとっ!ロボット殿…おぬし、やりおるのぉ!」
伊達政宗とロボットで、その場アドリブの侍ごっこ。血まみれ、ねこ娘、楽しみながらその姿を見て、応援をしたりしている。雪女はためいき。
雪女 「……一生やってろ。(呆れて、1つの椅子に座る)」
ねこ娘 「(ロボットに近づいて)ロボットすご~い!段ボールに絵具で 書いてあるんだねぇ~。結構リアルゥ~♪」(つんつん)
ロボット「(頭をかきながら、照れている仕草)」
1/4
面白いと思ったら、続きは全文ダウンロードで!
御利用機種
Windows
Macintosh
E-mail
E-mail送付希望の方は、アドレス御記入ください。