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大岡越前　母二人子一人

大岡越前・母二人子一人

　大岡越前守忠相

　おしま

　おはな

　金四郎

　新右衛門

　吉田松陰先生

　お白州。上手におしま、下手におはな。中央に子役の金四郎、ミニカーで遊んでいる。

　一段高くなったところに、新右衛門(書記)が下手よりの座卓に座っている。

新右衛門　　　　　「南町奉行、大岡越前守様、御入座―！！」

　奉行登場の太鼓の音。

　大岡越前守、大岡越前のテーマを歌いながら登場。会場を歩き回ったのち、中央に座す。

大岡　　　　　「その方ら、面を上げぇ・・・たり下げたりせい。」

おしま・おはな「・・・は？」

大岡　　　　　「上げたり下げたりいたせと申しておる。」

おしま・おはな「いや・・・それって・・・。え?」

大岡　　　　　「・・・俺、帰るわ。」

新右衛門　　　「ちょっと御奉行！何言ってるんですか！」

大岡　　　　　「だってなんかノリ悪いんだもん今日の客こんなんじゃ俺ノレないよ新右衛門、駄目だよこれじゃあ。」

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