デイジー
-ありのままの私-
「デイジー-ありのままの私-」
デイジーお嬢様
執事
料理長
メイド
1
(明転。お嬢が部屋で一人ニヤニヤいる。)
お嬢「ふんふふ〜ん。」
(ノック音。お嬢気が付かない。)
(執事、紅茶のセットを持って入ってくる。)
執事「お嬢様〜。」
お嬢「ふんふふ〜ん。」
執事「デイジーお嬢様!」
お嬢「ぎゃあ!」
執事「ぎゃあとはなんですかぎゃあとは。」
お嬢「レディの部屋に勝手に入ってこないでよ!」
執事「ノックしましたよ。それに、紅茶を淹れてこいとおっしゃったのはお嬢様ですよ?」
お嬢「あ、ああ〜、そうだったわね、ごめんなさい。」
執事「…………。」
お嬢「何よ?」
執事「いつになくお嬢様が素直なのが気色悪くて…。」
お嬢「…………紅茶ありがとう。」
執事「しかも寛容!いつもは般若みたいな顔になるのに!」
お嬢「………。」
執事「なんで今日はそんなに機嫌がいいんです?」
お嬢「フッフッフッ………。知りたい?」
執事「遠慮しておきます。」
(お嬢、無言で殴る構え。)
執事「是非お聞かせください!」
お嬢「しょうがないわね〜!じゃあ、教えてあげるわ。」
(お嬢様、手紙の入った封筒を見せる。)
お嬢「じゃーん!」
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