天使は。
<緞帳が上がる>
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幼ひな「お母さん!お空がすごくきれい!」
みさき「ここはね、『天都の大空』っていって、天使がいるとされている場所なのよ」
幼ひな「そうなんだ!どこかに天使いるかな~?」
みさき「天使は人間の前には出てこないのよ。その代わり、願いを一つかなえてくれるの」
幼ひな「そうなの?えっとねーじゃあ私の願いはー」
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みさき「...ふふっ、そんな願い事するだなんてひならしいわね」
Chapter1
<コンビニの前>
のん 「おやつ買ってきたぞ~」
ななえ「ありがとのん~。あたしのは?」
のん 「もちろん、マカロンです」
ななえ「ないすぅ!」
ひな 「いつもマカロンばかりで飽きないの?」
ななえ「わかってないねひなちゃ~ん!マカロンは絶対飽きない魔性のお菓子なんだよ~」
のん 「そうかぁ?」
ひな 「私は4つが限界かな」
ななえ「片手で数えられるじゃん..」
のん 「ひなはこれ!どうぞ~」
ひな 「ありがとー」
ななえ「何選んだの?」
ひな 「メロンバー」
ななえ「スイカバーのパクリじゃん」
ひな 「どっちもメーカーは一緒だからセーフ」
のん 「でも相場はスイカバーっしょ。メロンバーとか初めて聞いたし」
ひな 「えーおいしいのに」
ななえ「あれ、カバンについてたキーホルダーがどっかいってる」
のん 「そこらへんに落ちてんじゃね?探しに行く?」
ななえ「行くか~でもひなは早く食べたないとアイス溶けちゃうか」
ひな 「だね。今日いつもより暑いし」
のん 「じゃぁ二人で探しに行ってくるわ」
ひな 「いってらー」
<のん、ななえはける まどか登場>
ひな 「それにしても暑い...晴天だからかな。でもこの空も天都の大空にはかなわないや」
まどか「なにそれ」
ひな 「えっ、だ、だれ...」
まどか「...羽本まどか!そっちは?」
ひな 「...川岸ひな」
まどか「じゃかわぴなって呼ぶね」
ひな 「いやネーミングセンス...」
まどか「それよりさ、天都の大空って何?」
ひな 「...あの場所を知ってるのは私だけでいいから」
まどか「えーますます気になっちゃうじゃん」
ひな 「あなた何歳?」
まどか「15歳!」
ひな 「私と一緒か...でも私の中学ではあなたの姿見たことないや」
まどか「えっとね?...私実はちょっと不登校気味なの」
ひな 「あーそういう...」
まどか「だから同年代の子と喋ったのすごく久しぶり!かわぴなはいつもここにいるの?」
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