ユウをアイで染めて
〜少年少女の激戦恋愛コメディ〜
『キャラクター』
烏丸彩葉(からすま いろは)
古川恋(ふるかわ れん)
春夏秋冬梅雨(ひととせ つゆり)
己己己己乙己(いえしき いつみ)
鈴木大将(すずき ひろと)
一一(にのまえ はじめ)
〇フェーズ1
緞帳が上がる
公園にて
照明 オレンジ
SE カラス
三人、0番床に座って
梅雨「好きな人、できてしまいました…!」
恋「ふーん」
彩葉「え、本当! 誰誰?」
梅雨「同じクラスの鈴木大将くん……です…」
彩葉「辞めときな」
梅雨「え?」
恋「なんで? いーやつそうじゃん?」
彩葉「いや、本当に辞めといた方がいいよ? あいつ中身終わってるから」
梅雨「も、もしかして、いろちゃんも大将くんのこと好きなんです、か?」
彩葉「好きか嫌いかで言われたら、憎悪」
梅雨「あ、はい」
恋「辛辣ー。恋はいいと思うよ」
梅雨「ありがとうございますれんち! そういえばいろちゃん、大将くんと幼なじみですよね? どうすれば振り向いて貰えますかね…」
彩葉「辞めておいた方がいいと思うんだけどな…」
恋「本人がいいって言ってんだから教えてあげなよ彩葉」
彩葉「うーん…。とりあえず話すところからじゃない?」
梅雨「やっぱりそうですよね! うち、明日話しかけてみます!」
彩葉「気が乗らないなぁ」
照明 スポットライト
乙巳、大将、下手側の客席から登場
恋「ん? あれ大将じゃね?」
乙己「ぴろぴろ〜疲れたァァ」
大将「毎回思うけどぴろぴろ呼びきしょいな」
乙己「……ぴろと」
大将「ひろとだ!」
乙己「えへっ」
大将「ってか俺たち文芸部だろ? なんで疲れるんだよ」
乙己「いいじゃねぇーか! こんくらい言わせろよー!」
大将「ってか乙己、これから何する?」
乙己「んー、コンビニで立ち読み?」
大将「おう、ヤンマガ立ち読みするか」
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