真実はロッカーの中に
.真実はロッカーの中に 第一稿
真実はロッカーの中に 第一稿
作成日2025年4月12日
作 山上祐輝(AI)
.あらすじとキャッチ
キャッチコピー
「それは演劇?事件?──この“教室”に隠された真実とは」
密室、遺体、手紙、そして告白。
でも、それはすべて誰かが書いた“台本”かもしれない──。
あらすじ
放課後の教室、文化祭の舞台稽古中。演劇部の女子高生3人が、いつものようにセリフを交わしていたそのとき――ロッカーから、本物の“遺体”が見つかる。
慌てて教室を出ようとするも、ドアは何者かによって内側から固定されていた。
突然の密室。繋がらないスマホ。逃げられない状況。そして、死んだのは自分たちの顧問、川端先生。
これって、台本の通りじゃない……?
疑惑と恐怖の中で、3人は“演じること”と“真実を知ること”の境界を探り始める。
それぞれの嘘、仕組まれた演出、明かされる秘密。そして、最後に明らかになる“真実の台本”とは――。
.登場人物
◆ 登場人物一覧(3名)
■ナツミ(冷静沈着な理系女子/演劇部台本担当)
理詰めで物事を分析し、推理力も高い。台本作成を担当している脚本家タイプ。
やや感情表現が乏しく、距離感を取るが、責任感は人一倍強い。
■ユイ(お調子者のムードメーカー/主演女優タイプ)
明るくノリが良い性格。演技力は高く、即興にも強い。
冗談めかして場をかき回すが、時折“鋭い直感”を見せる。
今回の事件に最も深く関わっている人物。
■ミカ(心配性な文芸肌/詩的な感性の持ち主)
演技経験は浅いが、感情の揺れに敏感で、舞台上での感受性に光るものがある。
内向的だが芯は強く、黙っていることに葛藤を抱えやすい。
.第一場
タイトル(仮):『閉ざされた放課後』
第一場「演劇部、稽古中。」
舞台は放課後の教室。机は少し片付けられて、教卓前に空間が作られている。教室の奥にはロッカーが並んでいる。窓から夕陽が差し込み始めている。
ナツミが机に広げた台本を読んでいる。ユイは教卓に寝そべって台詞をブツブツ。ミカは教室の隅に座ってカバンをいじっている。
ナツミ「文化祭、あと二週間。台本覚えてる?」
ユイ「むしろ本番は即興でしょ?私は台本という名の“参考資料”を大事に使ってます」
ナツミ「“大事に”の意味が違う。あのね、これは“密室ミステリー”なんだから、トリックとか伏線とか、ちゃんと拾って演じないと成立しないの」
ミカ「うう……すでに迷子……登場人物の名前すらごっちゃになってるかも……」
ユイ「ミカちゃん、それはやばい。犯人役なのに犯人の名前忘れたらアウト!」
ナツミ「演劇部の誇りはどこへ」
ミカ「そもそも、私って、どうして殺したんだっけ?」
ユイ「それを言っちゃおしまいだよ!」
ナツミ「……この稽古、先が思いやられる」
ミカ「……でも、楽しいけどね」
ユイ「うん、なんだかんだで、今年の台本、けっこう好きかも。“教室で死体が発見されて、3人の演劇部が密室トリックを解く”って、ほぼ私たちじゃん!」
ナツミ「まさに“等身大の舞台”だね」
ミカ「その設定、リアルすぎてちょっと怖いんだけど」
ユイ「じゃあ、気合入れてリハやろっかー!はい、ロッカーの前に死体役!今日もカワバタ先生役は……ダミーのカバンで代用します!」
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