恋の分度器
.『恋の分度器』
『恋の分度器』 第一稿
作成日 2025年4月13日
作 山上祐輝(AI)
.あらすじ
あらすじなど
「好きって気持ちは、角度によっては友情に刺さる。」
ミナミ、サエ、ユズ。仲良し三人組の高校生活は、ある転校生・結城リクの登場によって少しずつ揺れ始める。
偶然にも三人が同じ相手に恋をしていたことが判明し、友情のバランスが崩れかける中、彼女たちは”ちゃんと気持ちを伝える”というルールのもと、文化祭を舞台に“告白チキンレース”を決行する。
勝者がひとり、友情が壊れるかもしれないリスクの中で、それでもまっすぐに恋と向き合った少女たち。
恋の答えは、それぞれの心に。
そして残された友情が、少しだけ強くなって、また日常へと戻っていく──。
.登場人物
登場人物(全員女子高校生)
ミナミ
お調子者でムードメーカー。テンション高めだが、周囲をよく見ている繊細さもある。恋に対しては夢見がちで、告白も勢いでいきがち。表情がコロコロ変わる。
サエ
冷静沈着なタイプ。論理的で成績も優秀。感情を表に出すのが苦手だが、実は友情にも恋にも誰よりもまっすぐ。今回の恋も、最後まで本気で向き合う。
ユズ
ふわっとした雰囲気の癒し系。感情表現がストレートで素直。場の空気を柔らかくするが、自分の気持ちにはまっすぐで、意外と芯が強い一面も。
※舞台上には登場しないが、三人が想いを寄せる男子”結城リク”という存在が物語の中心にある。
.第一場
第一場「通常モード」
舞台:放課後の教室。夕日が差し込む窓、机が適当に並べられている。ミナミが教室の隅で体育座り。サエは窓辺でスマホを見ている。ユズはお菓子を開けている。
ミナミ「ねえ?、好きな人って、どこから好きなんだろうね?」
サエ「またそれ。三日前も同じ話してた」
ユズ「ミナミはいつも“好きな人”の定義から入るよね。観察日記?」
ミナミ「ちがうの!なんか最近、ドキってすること多くてさ?…特にさ?、あの新しく転校してきた…」
ユズ「結城くん?」
ミナミ「そう!結城リク!名前までカッコイイって罪じゃない?」
サエ「中学まで野球部だったらしいよ。球速140とかでニュース出てた」
ミナミ「やば!球速にときめく女、ここにいます!」
ユズ「ていうかさ、ミナミ以外にもクラスの女子、結城くん気になってる人多いよ」
ミナミ「うそでしょ!?サエも?」
サエ「別に」
ミナミ「ってことは、否定してない!」
サエ「興味ないって言ったら、つまらないでしょ?」
ミナミ「やばい…この流れ、修羅場の予感…」
ユズ「でもさ、三人で誰か同じ人を好きになるって、なんか…ドラマっぽいよね」
ミナミ「それな!しかも高校ラブコメの一話目みたいな展開!」
サエ「第一話で三角関係が成立したら、残りどう展開するのよ」
ユズ「バトル…とか?」
ミナミ「やる?恋のバトルロワイヤル?」
サエ「安っぽいタイトルやめて」
ミナミ「じゃあ、『青春ドロップキック』は?」
ユズ「それ、ただの痛そうな青春…」
ミナミ「でもさ、本当にもし、三人とも結城くんのこと好きだったらどうする?」
サエ「…告白した人が勝ち。そういうルールにする?」
ミナミ「え、ルール作るの早くない?ゲーム始まってないのに」
ユズ「じゃあ逆に、誰かが引く?」
サエ「なんで引かなきゃいけないの?」
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