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happiness and seek

【登場人物】
　　小桜のぞみ：主人公。みんなが幸せになることを祈った。一人称わたし
　　宮野：のぞみが願ったときに現れた変な人。まじでなんなん、こいつ。一人称わたくし
　　楯山りん：のぞみの友達。家族に褒められたら幸せ。一人称うち
　　榎本こまち：のぞみの担任。お金が手にはいりゃいい。その為の仕事だ。一人称わたし
　　悪党：街に出没したやつ。人を殺したら多幸感を感じる。困ったやつだべ。一人称俺。
　　警察：街の平和を守る人。警察にはなりたかったからなったが、しょうじきめんどい。パトロールはいいけど悪人の相手はしたくない。一人称僕。
　　キャスター：街頭ニュース読む人
　　
　　【本文】
　　シーン１
　　（学校。楯山が中にいる）（小桜in）
　　小桜：せーーーーふ！！！！りん、おはよ！
　　楯山：おはよ、のぞみ。ほぼアウトだよ。あと２０秒だし…
　　小桜：間に合えばいいの、間に合えば！
　　楯山：はいはい…
　　小桜：そういえば、昔はよく話してたけど最近家族の話聞かないね。最近どうなの…？
　　（↑このセリフの「家族の話」の途中辺りでチャイムの音。榎本in）
　　楯山：：………。
　　榎本：はい、じゃあ授業始めますよー
　　楯山：きりーつ、れい。
　　小・楯・榎：おねがいします。
　　榎本：はい、ということで１時間目の現国の授業をしていくんですが…
　　　　　小桜さん、授業が終わったあとに職員室に来てください。
　　小桜：えっ、なんでですかー？
　　榎本：さっき、急いで教室まで走っていってましたよね。
　　　　　廊下を走る、しかも全速力で走るとは…流石に先生としては見過ごすことが
　　　　　できないので。反省文の書類もろとも渡しますので、いいですね？
　　小桜：はーい…
　　榎本：じゃあ授業していきますよ。では、まずｐ１９４ページを開けてください…
　　（フェードアウト）
　　（フェードイン。小桜、楯山がいる。）
　　小桜：あーあ…めーっちゃ怒られた…
　　　　　ただ、廊下走るだけで怒られて反省文かかされて、先生とか親から
　　　　　はんこもらえって…。私は旅先でクイズスタンプラリーしてるんですかって！！
　　楯山：まぁまぁ、落ち着いて。正直のぞみがもう少し家を早く出たら解決することだし、朝に家まで迎えに行こうか？
　　小桜：えっ、でもりんちゃんの家って自分の家から真逆の方向だよね？
　　　　　私の家にまず来て学校行くんだったら…ざっと１時間はかかっちゃうよ！
　　　　　ほんとにいいの！？
　　楯山：あ〜…別に大丈夫！どうせ家にいても暇だし…。それに…いい運動になるしさ！
　　　　　これで足に筋肉つくし、体力もつくし、部活での活躍度も増しちゃうかもねぇ〜。
　　小桜：ならいいんだけど…無理はダメだよ！
　　楯山：ありがと。んじゃ明日から朝の８時には迎えに行くから。ちゃんと準備しててね。
　　小桜：うん！…あのさ、りん？
　　楯山：どうしたの、のぞみ？
　　小桜：あのさ…なんかさっき返答が少し遅かった気がするんだけど…何かあった？
　　楯山：……特になにもないよ。大丈夫。
　　小桜：…ならいいや。じゃああしたからよろしくね！
　　楯山：うん…。
　　（暗転）
　　（明転。帰り道）
　　小桜：あーあ…反省文かくのめんどくさいなぁ…ままにも見せなきゃいけないし…
　　　　　そういえばりん、今日は元気がなかったなぁ…だいじょうぶかな？
　　　　　みんなが幸せに嫌なことなく…過ごせたらいいんだけどなぁ…（小声）
　　警察：おかえりなさい。
　　小桜：あっ、警察のお兄さん。おつかれさまです！
　　警察：どうしたんだい？なんだか元気がないように見えたけど？
　　小桜：今日先生に叱られちゃって…
　　警察：なるほど。それは大変だったね。今日は家に帰ってゆっくり休むんだよ。
　　小桜：警察のお兄さんも仕事が終わったらしっかり休んでくださいね！

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