台本が決まらない!!
【登場人物】
 ・伊藤 学(いとうまなぶ):しっかりもの部長。シェイクスピア好き。
 ・赤松 叶(あかまつかなえ):ミステリーとかサスペンス大好き女子。最近は裁判系にハマっている。副部長
 ・神宮寺 司(しんぐうじつかさ):ラブコメがひたすらしたい男子
 ・倉本 ことね(くらもとことね):流行りに乗りたい系女子
 ・丸投 州琉余(まるなげするよ)先生:顧問。放任主義。ほぼ出てこない。
 
 【本編】
 (大量の台本を持った学、叶、司、ことねin)
 ことね:せんぱぁい・・・これで全部ですかぁ・・・?
 叶:そうだね。わたしたちの人数でできるのはこれくらい?
 ことね:じゃあ・・・まだまだあるってこと!?
 学:そういうことになるね。
 司:それで先輩、なんでこんなに部室から台本引っ張り出して来たんですか?こんなにあるなら部室で読んだほうが120%早いと思うんですけど?
 学:それがね・・・先生からこんな手紙もらって。
 叶:ふーん・・・読んで聞かせてみて。
 学:読まなきゃダメ?一人ずつ目を通すだけで良くない・・・?
 ことね:先輩声いいんだし!お願いしますよ!
 学:いやいや・・・そんなわけないし・・・
 司:せぇんぱぁい・・・おーねがい?(全力で可愛い子振る)
 学:はいはい・・・しょうがないなぁ・・・
   「拝啓 部員どもめ
   君たちはそろそろ発表会の時期が近づいてきてることを自覚しているのだろうか?・・・先生はしてないと思います。いっつもそうだから。わかってるんだぞ。
   先生、みんなのことだーれよりもわかってますから キラーン。
   というわけで部室にある約100作の台本の中から面白い台本を今日中に探しといてくれ。任せたぞ。
   なんでわざわざネットとかで拾うのではなく部室のものなのか?決まってるだろ。君たちの行動がおっそーい故にこうなったんだ。上演許可書もらうのすんごくめんどくさいからね。
   では、さらばだー。
   PS お前らのことだからめんどくさいからこれで良くな〜い?・・・ってしそうだな。絶対だめだぞ。そんな事したら先生が部室に飛んでいくからね、ピョーン
   丸投州琉余先生より。」
   ・・とのことだ。 
 司:で、部室にある台本引っ張り出してきたってことですか。
 叶:そういうこと。じゃあ早速読んでみるか。どれどれ・・・
   ってネタ古すぎない!?
 ことね:葉っぱ隊とか、あるある探検隊とかテツandトモとかありますよぉ!?あきらか古いじゃないですか!
     先輩!どうにかできませんかぁ!?
 司:こっちもです!あたりまえ体操もルー大柴もありますよ!どうしましょう?
 学:そうだなぁ・・・ちょっとの改変なら先生も許してくれるとは思うけど・・・
 司:じゃあ、自分たちがやりたい台本決めてきて、それを現代風にアレンジすればいいんじゃないですか?
 叶:司くん・・・それは明暗だぁ(キラーン)
   それでいい?部長?
 学:わかった。じゃあ、30分後に集合で。それまで各自台本を読む!では・・・散!!
 
 (ここの間は薄暗くしてBGMありで演者動くとかでもありだし、暗転でSEいれるとかでもあり)
 
 学:はい、各自集合。
   ・・・叶、その手に持っているのはなんだい?
 叶:部長、見てわからないんですか?
 学:何かはわかる・・・なんでその手に裁判官が持ってそうなの持ってるの?
 叶:部長、これは裁判官が持ってそうなものではなく、ガベルです。こんなところにあったんだぁ・・・へぇ〜、部室にあったのかぁ・・・自分の手で、鳴らしてみたいなぁ・・・
   って思ってたら読んでる間ずっと片手間で鳴らしてました(テヘッ)
 学:おぉ・・・そうか・・・それで、そんな叶の持ってきた台本は?
 叶:これなんだけど・・・一回みんなでやってみない?
 司:それは名案っすね!
 ことね:自分たちはどの役すればいいですかぁ?
 叶:みんなに台本配るからちょっとまってね・・・よし、じゃあ上から司、私、ことね、学ね。
   じゃあ机軽くセットしようか。準備できたね。
   じゃあいくよ〜!よーい、アクション!
 
 (『裁判風台本』裁判官:司、弁護士:叶、検察官:ことね、容疑者:学)
 
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