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数百年後もまたここで

actor
るな（女子校生地球人）
雅（男子高校生宇宙人）

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（るな）え、！月に帰るの？本当に？？？

（雅）あ！しーっ。クラスのみんなに聞こえたらマズイだろ。

（るな）ごめん…いやびっくりして、そういえば君は地球人じゃなかったね。どこだっけ土星人？

（雅）バカ、そんな遠くないよ。月だよ、月に実家があるの。

（るな）いいよね…今だって青山の一等地に住んでるくせに。月にまで家があるだなんて…

（雅）前にも言っただろ。僕は月から地球にホームステイしに来ているだけなんだよ。

（るな）地球にホームステイて、なんか言い方壮大すぎて着いていけないわ、とりあえずいつ帰るの？月。

（雅）うーんどうかな、明日か明後日かな。クラスへは急な転校って事で上手く処理されると思う。

（るな）え！急すぎるよ、ていうか、担任にはどう話つけるの？

（雅）そこは、さ。宇宙人の力で何とかね☆

（るな）宇宙人ってすごいな…コズミックパワーを感じる…

（雅）あはは、なんだそれ

（るな）月へは何で帰るの？

（雅）従者が月から迎えに来るよ。

（るな）なにそれ！かぐや姫？！

（雅）前にも話しただろ。僕はかぐや姫の息子だ。月に住んでるんだよ。

（るな）マジだったんだ…

（雅）君に嘘ついてどうするんだよ。

（るな）え〜…まぁ、でも寂しくなるね。
高校入学してまだ半年だけどさ、1年半隣の席で放課後も遊びに行ったり…ちょっと寂しいな。

（雅）そうだね。遊びに行ったり、休日も一緒にご飯食べに行ったり。色々したね。

（るな）はぁ…やーーだぁなーーーー帰らないで欲しい

（雅）そんなこといわれてもなぁ、僕も帰りたくないよ。

（るな）そんな月のことなんて放っておいてさ、私の隣の席にずっといて欲しいよ。

（雅）そうだね…僕もこの学園にずっと居たかったよ。
でも、帰らなくちゃね。僕を待っている人が居るから。

（るな）待ってる人って誰！私だってずっとそばに居たいのに！

（雅）あはは、そうだなぁ、月に住んでいる僕のお母さんはもちろん、友達とか…月の国の人とか…

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