TANABATA。
TANABATA。

少しクレイジーな織姫&彦星が送る7月7日のお話。
  
★あらすじ☆
年に一度、離れ離れになった恋人達が出会うことのできる特別な一日「TANABATA」。二人は7月7日の出来事に思いを馳せる。
  
☆登場人物★
彦星:HIKOBOSHI
織姫:ORIHIME
  
  ☆★☆
  
  天の川を挟んで対岸で見つめ合う彦星と織姫。

彦星:あぁ、ついにあの日がやってくる。
織姫:待ちに待ったあの日が。
彦星:長かった。
織姫:永劫のような時間が過ぎて
彦星:ついに、
織姫:ついにやってくる。
彦星:年に一度、
織姫:一日だけ、
彦星:彼女と、
織姫:彼と、
彦星:過ごせる、
織姫:特別で、
彦星:幸せな、
織姫:最高の、
彦星:ひととき。
織姫:そう、
彦星:その名も、
  
織姫:(同時に)TANABATA。
彦星:(同時に)TANABATA。
  
彦星:離れ離れになった僕らが、KASASAGIブリッジを渡り、
織姫:AMANOGAWAリバーを超えて出会うことのできる禁断の逢瀬。
彦星:この日のために僕は生きてきた。
織姫:この日のために私は耐えてきた。
彦星:働きたくない!
織姫:怠けていたい!
彦星:そんな僕らが辛うじて、
織姫:曲がりなりにも生きられるのは、
彦星:7月7日この日があるから。
織姫:それ以外の理由があるだろうか?
彦星:いいや無い。
織姫:あるはずが無い。
彦星:そして僕は、
織姫:私はあの人に会うためならば、
彦星:364連勤だって耐えられる。
織姫:奴隷にだってなりましょう。
彦星:でもこの一日だけは絶対不可侵。
織姫:お父様にだって立ち入らせない君と、
彦星:僕との、
織姫:サンクチュアリ。
彦星:でも、それは果たして悪いことなのか?
織姫:愛し合うのはいけないことかな?
彦星:人目も憚らず、
織姫:仕事もバックレ、
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