男子の事情 (令和7年最新版)
男子の事情 - 令和最新版(前半)
タイトル:男子の事情 2025 - シェアハウス編

A001「とある日に起きた、とある出来事。
   何気ない会話から始まる、いつもと変わらない退屈で平凡な一日」
A002「そして今日もまた、それが始まる」
A003「あ~腹減った~~ Uberでも呼ぶか~~」
H004「出たよ、あゆむのUber呼ぶか」
A005「生きているなら腹は減る。腹が減ったら飯を食う。これは生あるものすべての定めだ」
H006「まったく……そう思うなら、たまには食事の支度くらいしたらどう?」
A007「はじめ……お前はアプリ開いて『注文確定』を押す瞬間の快楽を捨てろと言うのか?」
H008「どうぞご自由に」
A009「……今月も金欠なんだよ~!はじめ様!どうかお願いします!」
H010「本当にもう……」
A011「その代わりと言っちゃなんだが、お前が料理をしている間中、お前の耳元でTikTokライブしてやるよ」
H012「切らなくてもいいお肉を切ってしまいそうなので結構です」
A013「ですかねー」
H014「毎日 僕の手料理で、寂しいとか物足りないとか思わないの?」
A015「美味ければ文句はない」
H016「でも、料理が上手な子が作ってくれたものだったら?」
A017「心の奥底から神にスパチャ投げる」
H018「そう思うんだったら、相方でも見つけたらどう?」
A019「ん~……とりあえず 推してる子はいるんだけどなぁ……」
H020「へぇ?どんな子?」
A021「あぁ、なんつーか、普段の口調はきっついんだけど、言葉の裏側に見え隠れする優しさっつーか、
   自分を表現するのは不器用なんだけど、相手を思いやるのが本当に上手な……そんな感じの子だ」
H022「やけに具体的だね?」
A023「ここ三ヶ月、X(旧Twitter)で入念にリサーチした結果だからな!」
H024「それ、ガチ恋と言う名の妄想なんじゃ……」
A025「ばっか、リアル案件だって!」
H026「へぇ~?」
A027「信じてないな?」
H028「当然」
A029「そう言うお前は、気になる子とかいねーの?」
H030「まぁ……いないことはないけど……」
A031「ほぅ?」
H032「気になるの?」
A033「陰キャで口下手、フツメンで運動音痴、勉強は普通だが、料理と裁縫だけは天才的なお前の好みが気になる」
H034「褒められている気がしないんだけど?」
A035「天才とは、凡人には理解されないものなのだよ」
H036「はいはい」
A037「さっさと話せよ」
H038「じゃあ、言うけど……」
M039「おはー」
A040「おーまなぶ、ちょうどいいところに」
M041「なに~?Uber来た?」
A042「はじめが今から大胆告白をするぞ」
M043「ほぉ?それはそれは?カメラはどこだ?」
H044「大胆告白って程でもないと思うんだけど……」
M045「陰キャで口下手、フツメンで運動音痴、勉強は普通だが、料理と裁縫だけは天才的なお前の大胆告白が気になる」
H046「誰かさんの脳内コピペした?」
A047「気のせいだ」
M048「間違いない」
H049「……こいつらDiscordでも繋がってんじゃないのか?」
M050「いいからさっさと話せ」
H051「じゃあ、言うけど……」

H052「ちょっと前から気になってる子がいるんだ」
M053「ブルータス、お前もか!」
H054「なにそれ?」
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