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え！ん！げ！き！

え！ん！げ！き！
〇キャラ
美音　みおくん
紫優　しゅうくん
真緒　まおちゃん
風磨　ふうまくん
玲和　れお
志伸　しのぶ
奏詩　そうしくん
実咲　みさきちゃん
実莉　みのりちゃん

〇Act１
場所　会議室。
長机と人数分の椅子。

紫優、真緒、志伸だけが座っている。
美音、玲和、奏詩は机の下に隠れてる。
紫優「…………」
真緒「…………」
志伸「…………」
紫優「遅い。どうしてここの部員は誰一人として時間を守ることも出来ないわけ？？」
真緒「まぁまぁ落ち着いてよ。それにまだ五分あるよ？」
紫優「まだ五分？？　あと五分の間違いじゃない？？　今日は春大の台本と役の発表って話だったのに……あんの馬鹿ども、志伸、連絡は取れたの？」
志伸「は、はい…えっと、実咲と風磨はもうすぐ着くみたいです」
紫優「もうすぐ、ねぇ……まぁあの二人なら大丈夫か？　問題は、美音、玲和、奏詩。真緒、連絡は取れてんの？」
真緒「無理そうかな……」
紫優「はぁぁぁぁ、あいつらは他人の貴重な時間をどれだけ無駄にしたら気が済むわけ？」
真緒「あははぁ……」

風磨、上手から登場

風磨「ジャジャジャジャーン！！　風磨っここにぃ見参っ！！」
紫優「遅い」
風磨「遅いって、まだ五分前だぜ？」
紫優「もう、五分前ね？？」
風磨「へいへーい。紫優は遅刻魔の癖にぃ〜」
紫優「ぐぬぬ……」
真緒「紫優、ぐぬぬって口で言うタイプなんだ……」
紫優「は？　何引いてんのお前」

真緒、紫優。口パク喧嘩を始め

志伸「あの、風磨。実咲はまだですか？」
風磨「実咲ぃ〜？　しらねっ」
志伸「えぇ……」

実咲、上手から登場

実咲「やっほ〜……って、何喧嘩してんの？」
紫優「真緒がぼくを馬鹿にした」
真緒「元はと言えば紫優がグチグチ言ってたからでしょ」
紫優「ぐちぐち？？　ぼくが言ったのは事実だから」
実咲「とりあえずストッープ。……で？　他の人は？」
紫優「知らない……あいつら連絡をよこさないで何やってんの」
志伸「まぁまぁ、紫優さん、少し落ち着きましょう？」
風磨「そうだぜ、それに。遅刻したやつはカブトムシだろ？？」
紫優「その名前を口にしないで……吐き気が込み上げてきた……うぷっ……」
真緒「ここで吐かないでよ？？」

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