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勇者が魔王を愛しすぎている！？

脚本[勇者が魔王を愛しすぎている！？]

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＜登場人物＞

・勇者　アリス
勇者アリス。魔王に一目惚れ（？）をして以降、ほぼ毎日欠かさず魔王城に通い詰めている。
一応、勇者としての自覚はあるらしく、日々レベルアップはしている。

・魔王　スカーレット
この国を支配していたはずの邪知暴虐（？）な魔王。勇者にいろいろと振り回されている。
毎日のように求婚してくる勇者に気が滅入っているものの、日々その心は揺らいできているようで...？

・魔導士　トリック
なにやら胡散臭い雰囲気がぷんぷんとしているが、こう見えても勇者パーティの一員。とにかく怪しい。
しかし、性根は仲間思いで周りをよく見ている。面白いものが好き。勇者のよき理解者。

・聖女　クレア
聖女？にしては、とてもお転婆。元気いっぱいで、ちょっぴり子供っぽいところが自分の悩み。
楽しいもの、綺麗なもの、温かいもの、優しいもの、全部が大好き。自分のことを受け入れてくれた勇者のことも。

・王様
この国の王。アリスの実の父親でもある。最愛の妻を亡くして以降、魔族を酷く憎んでいる。
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＜シーン⓪＞

スポットライトにて、椅子に腰かける魔王が照らされる（王座のイメージ）

魔王「我は邪悪な魔王、スカーレット。」

魔王「ふっ、恐れ入ったろう？我は強い。故に人々は、我に逆らうことができないのだ。」

魔王「...我は、悪だ。いつかは制裁が下されることは、我が誰よりも理解している。」

魔王「いつか我の元に勇者が現れ、そいつが我に罰を与えてくれるのだろう...。」

魔王「......我は、そんな日を、待っているのかもしれない。」

魔王「そしてついに、勇者が現れた。名はアリスというらしい...が...。」

魔王「＿＿＿＿どこの勇者が、魔王に一目惚れをするんだっっっ！！」

暗転

＜シーン①＞

明転

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