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総合通訳サービス・ギャル面接編

コント「総合通訳サービス・ギャル面接編」

【あおり文】

「昭和×ギャル、価値観大衝突！
　面接会場に現れたのは、ギラギラギャル二人と、昭和マインド全開のおじさん面接官。
　その間に立つのは万能通訳者――ギャル語も訳せる男！
　果たして会社は、時代の波を掴めるのか？
　テンション高めの自己紹介、波動で選ばれた志望動機、そしてネクタイ褒められ事件まで……！
　ギャル語通訳で感情の温度を丸ごと伝える、爆笑必至の面接コント！」

【登場人物】
　面接官：男。ギャル語ゼロ。昭和マインド。やたら丁寧。一番年上のおじさん。
　通訳者：男。なんでも訳す万能通訳者。ギャル語もマスター。おじさんとギャルの中間世代。
　ギャル美：女。美容・流行命。語尾は「～説」「～み」「～ぴ」。
　ギャル子：女。ノリで生きる陽キャギャル。口癖「それな」「ガチ」「ワンチャン」。

［オフィス・面接会場］

　面接官と通訳が並んで座っている。

面接官「いやはや、外国語の通訳は経験あるが……“ギャル語”通訳とは初めてだな」
通訳者「ご安心ください。当社は“感情の温度まで訳す”がモットーです」
面接官「心強いね。しかし、会社にギャル採用か……」
通訳者「ギャルは時代の最先端ですから。エモマーケティングにも必須人材です」
面接官「なるほど……いやはや、通訳だけでなくコンサルもできそうだな」
通訳者「私は通訳で気持ちを伝えるだけ。最終決定は依頼主様次第です」
面接官「おっしゃる通りですな」

　コンコンコンとドアをノックする音。

面接官「では、面接に進めます。お入りください！」

　扉が開く。キラキラした二人のギャルが入ってくる。
　蛍光ピンクの服＋長ネイル。音楽が流れそうな勢い。

ギャル美「おつピ！」
ギャル子「おつピ〜！よろたの～」

面接官「……おつ？ピ？」
通訳者「“お疲れ様です”のギャル語です」
面接官「早速ありがとう……」

［面接開始］

面接官「えー……それではお二人、自己紹介をお願いします」
通訳者「ナイス自己プレゼンよろ～」

ギャル美「渋谷区在住、ギャル美で〜す！今日もまじアガぴよ～！」
通訳者「渋谷区にお住まいのギャル美さんです。本日は気分が非常に高揚しているとのことです」

ギャル子「ギャル子で〜す！趣味はネイルと推し活と、あと寝ること～！」
通訳者「ギャル子さん。趣味はネイル、推し活、そして睡眠とのことです」
面接官「ふむ、健康的だね……」

面接官「それでは早速ですが、なぜ当社を志望されたのですか？」
通訳者「うちらの会社、なんでチョイスしたん？」

ギャル美「え、ガチで波きてる感じしたんよね～。直感ぴえんピース案件～」

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