あらすじ
数世紀先の未来。
滅び行く地球から逃れようと宇宙への移民が進むが、
限られた宇宙行きの権利は《移民省》によって抽選で分配されていた。
ロケット搭乗の切符《イエローリーフ》に当選した人々の、
それぞれの抱える事情。それぞれの思い。。。
登場人物25人以上! 役者10人!?
目まぐるしく転回する、ノンストップ・コメディ&シリアス。
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 《オープニング・闇夜の出発》
   ■夜の闇の中。立ち入り禁止の柵の中に、ロケットの搭乗口がある。
   ■スーツ姿のトキタ(鴇田♀)が現れ、柵を開ける。
   鴇田「こっちです」
   ■闇に紛れて、続々と人がやってくる。それを鴇田が受け付ける。
   鴇田「よし。乗って下さい」
   ■許可された一団が乗り込む。
   鴇田「次」
   ■次の乗客。
   鴇田「イエローリーフは?」
   ■慌てて探す。出す。
   鴇田「OKです。乗って下さい」
   ■乗り込む。
   鴇田「次」
   ■次の乗客がイエローリーフを見せる。
   鴇田「どこから来たんですか?」
   ■驚く乗客。
   ■その瞬間、銃声!
   ■撃った男が現れる。朱雀会(ヤクザ)の若。
   ■菅原も現れる。
   鴇田「何も殺さなくても」
   菅原「何悠長なこと言ってんだ。見ろ! どこからかロケット打ち上げの情報が漏れたんだ」
   鴇田「ですけど!」
   菅原「おい。今争ってる場合か! ・・・バカじゃないんだろ?」
   若「やるべきことをやろう」
   鴇田「ですね」
   若「こいつは俺が処理する」
   ■若が死体を引きずって行く。
   
   ■菅原が時計を見て。
   菅原「あと20分だ」