あらすじ
一、何人足りともセーラー服を所持してはならない
ニ、何人足りともセーラー服を着用してはならない
三、何人足りともセーラー服を売買してはならない
四、これは実物のみにとどまらず、被写体等にも当てはまる。
五、以上はいかなる目的がある場合でも破られてはならない
──セーラー服取締法
セーラー服を着た少女、河合ナツキ。
そんな彼女の卒業を前に、セーラー服取締法は制定された。
──セーラー服を着て仰げば尊しが歌えないなんて。
彼女の元に僕たちは集まった。
「団体名は"セーラー服を脱がさないで"でいいでしょ」
「古いというか、まんまというか」
僕はどこまでも付いていこう。
君が、仰げば尊しを、歌い終わるまで。