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エイプリルフールになる前に

神奈川県立大和高等学校演劇部
二〇〇三年度秋季演劇発表会用台本

神奈川県北相地区高等学校演劇連盟
第４０回秋季演劇発表会（２００３年度）
優秀賞受賞作品

大和燕舞Ⅲ世　作
エイプリルフールになる前に(最終版）

登場人物

家達　夏彦（やだち　なつひこ）

何村　さくら（かむら　さくら）

蝶野　舞　（ちょうの　まい）　

猪狩　猛　（いがり　たけし）　

鈴鹿　明　（すずか　あきら）　
　※　「蝶マスクの黒子」兼任可

不登場人物

鈴鹿らうめんのおやっさん＝鈴鹿　神　（すずか　じん）

ＡＣＴ０　　●プロローグ●

　　　　　電話の音
　　　　　何村にあかり

何村　はい。家達探偵事務所です。（間）え？　何です
　って！

　　　　　例の曲（たとえば火サスのテーマなど）
　　　　　暗転

ＡＣＴ１　　●家達の朝●

　　　　　下手より家達・何村登場
　　　　　家達、ゴミ袋を持っている

何村　ほんと聞いてるんですか？？　先生？
家達　あ〜聞いてる聞いてる。
何村　良いんですか？　今日だってなぁ〜んにも予定入
　ってないんですよ！
家達　何言ってるんだ。前の事件の大っ切な資料を届け
　るという任務があるだろ。（ゴミ袋を持ち上げる）
何村　どう見てもゴミじゃないですか！
家達　ふ。あまいな。探偵は見た目に惑わされてはいけ
　ない。（ゴミ袋からカバン…　というよりもアタッシ
　ュケースという感じ？　を取り出す）
何村　あ、それ、私が捨てたんですよぉ。
家達　それでゴミ袋の中にあったのか！　っていうか、
　捨てんなよ。
何村　だって、全然使った気配がなかったから…　この
　先も使いそうにないし…
家達　ところで、さくら君、昨日の電話、なんだったの

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