幽霊は怖いよオジサン

「幽霊は怖いよオジサン」

高橋:ツッコミ テンションは高め
橋本:ボケ テンションは高くない
幽霊は怖いよオジサン:基本的に真顔
女将:基本的に真顔 妖怪マニア


高橋 おせぇよ。どこ行ってたんだよ。
橋本 ごめんごめん。ちょっと川観に行こうとしたんだけど、ここ広くて迷子になってた。
高橋 それにしても、なかなかいい旅館だな〜。眺めも結構いい。窓の下には鬼怒川流れてるし。
橋本 だろ。川も手が届きそうなくらい近いしね。
高橋 ホントにいい感じじゃん!お前に予約任せて大正解だな。ホントありがとう!
橋本 いいって。それよりもさ、さっさと風呂行こうぜ。
高橋 ええ!もう行くの!?まだ部屋の探検もしてないのに。
橋本 探検ってなんだよ。
高橋 旅館で探検っていったら一つしかねぇだろ。お札探しだよ!
橋本 いいよ〜。もしもあったら怖くて寝れなくなっちゃうし。
高橋 何言ってんだよ。お札くらい大したことねえだろ。
橋本 怖いよ。だって幽霊出るんだぜ。
高橋 怖くねぇよ幽霊なんて。あ!あった!ほら押し入れの天井!
橋本 幽霊は怖いよ。それに幽霊怖くないなんて言ってると「幽霊は怖いよオジサン」が来るよ。
高橋 は?なんだよ幽霊は怖いよオジサンって。それよりも見ろって!お札だよお札!
橋本 高橋くんは本当に幽霊が怖くないの?
高橋 は?怖くないよ幽霊なんて。

急に登場し高橋の後ろから大声で
オジ 幽霊は怖いよ!!!!
言ったらサッと逆方向にハケる

高橋 うわ!え!え!?なに今の人!え!?
橋本 ほら、言った通りだろ?
高橋 何落ち着いて話してるんだよ!俺らの部屋に知らないおっさんが急に入ってきたんだぞ!てかどっから入ってきたんだ!
橋本 だから「幽霊は怖いよオジサン」だって
高橋 はぁ?なにわけわかんないこと言ってんの!?お前の知り合いか何かなの!?
橋本 う〜ん、知り合いではないかなあ
高橋 なに、どういうことなの?会ったことあるの!?
橋本 たぶんだけど。あ、でも前に会った「幽霊は怖いよオジサン」とは別人かな
高橋 え、あんな人が他にもいるの!?
橋本 うん。3年くらい前にお前の家の近くの公園で会ったよ。
高橋 なんで言わねぇんだよ!教えろよそういう不審者情報は!
橋本 だって聞かれなかったし。
高橋 知りもしないことをどうやって聞くんだよ!毎朝「昨日うちの近くで不審者見なかった?」って聞くのか!?
橋本 そうそうそう!
高橋 そうそうそうじゃねぇバカ!何にテンション上がってんだよ!仮に毎朝聞いてたとしたらそいつが何かやってるよ!そうじゃなくて、その時みた不審者のこと教えろよ。
橋本 そーだなぁ。バカボンに出てくる本官さんみたいだった
高橋 なんだそれ。銃でもバンバン撃ってるのか。
橋本 いや眼が繋がってた。
高橋 そっちかよ!
橋本 うん。でも銃もやたらと撃っててさ。
高橋 めちゃめちゃ怖いじゃねーか!
橋本 でもおかげで助かったんだよ。幽霊を撃ってくれたから。
高橋 え?お前もしかして見えるの?
橋本 ううん。でもすぐ後に来た上司みたいな人に怒られてるときに、幽霊がいたんです!幽霊は怖いんです!って言ってたからさ。
高橋 それは絶対嘘ついただけだろ!さっき来たおっさんとは確実に別物だよ!
橋本 え〜、そんなことないと思うけどな〜
高橋 はぁ、もう幽霊よりもあのオッサンの方が怖いよ…

急に登場し高橋の後ろから大声で
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