シンデレラ?
シンデレラ?

シンデレラ
娘(花子)

魔女
王子
夢京

シンデレラ登場

シン「こんにちは。わたしの名前はシンデレラ。みんな知ってるわよね?今はこんな汚い格好だけどもうすぐ王子様と結婚して、毎日素敵なドレスを着るのよ。はぁ。早くその日が来ないかなぁ」
 娘、登場。
娘 「お母さん、お腹すいたよぉ」
シン「ちょ、ちょ、待って。花子。勝手に出てきちゃダメじゃない」
娘 「だってお腹空いたんだもん」
シン「そうかも知れないけど、シンデレラがバツイチってばれたらまずいじゃない。私が、王子と結婚するまでは隠れていてくれないと。だいたい、シンデレラの娘の名前が花子ってどうゆうことよ」
 姉、登場
姉 「シンデレラ。掃除は終わったのかしら?」
シン「すいません、お姉さま。まだ終わってなくて」
姉 「良いのよ、シンデレラ。いつもあなたに家事をさせってしまってごめんなさい」
シン「良いんです。お姉さま」
姉 「花子ちゃん、どうしたの。元気がないけど」
娘 「お腹すいたの」
姉 「まぁかわいそうに。ちょっと待っててね。これ昨日の残り物だけど、良かったら食べて」
娘 「ありがとう」
シン「ありがとうございます。お姉さま」
姉 「良いのよ。シンデレラ。私こそいつもごめんなさい。お母様ったら、あなた達に本当に冷たくて。バツイチで子連れで帰ってくるなんて松平家の恥だ、なんて言って。考え方が本当に古いんだから」
シン「良いのよ、お姉さま。てか、うちの名字、、松平なの?私、松平、シンデレラなの?めちゃくちゃかっこ悪いんだけど」
姉 「知らなかったの?」
シン「ええ。さっぱり。むしろ名字があることも初めって知ったわ。」
娘 「じゃあ私の名前は松平花子だね」
姉 「ええ、そうよ」
シン「花子なんてめちゃくちゃダサい名前だと思ったけど、松平シンデレラよりよっぽどいいわね」
娘 「ありがとう。おいしかった」
姉 「良いのよ。気にしないで。あ、私は王子様のパーティーに出席しないといけないから、そろそろ行くわね」
娘 「私も行きたい」
姉 「ごめんね。招待状のある人しか参加出来ないの。おみやげ、持って帰るからね」
 姉、はける
シン「ちょっと。一人だけ良いもの食べないでくれる。私もお腹すいてるんだから。まったくお姉さまもいい人ぶって。腹の中じゃどうせ私のこと馬鹿にしているくせに」
娘 「おばさま、そんな人じゃないと思うけど」
シン「おだまり。あぁそれも、もうすぐ終わりよ。だって私は王子様と結婚して素敵な人生を送るんだから。魔女はまだかしら」
娘 「変なお母さん」
 娘、はける。魔女、、登場。
魔女「かわいそうなシンデレラ。でも安心して。私の魔法であなたもパーティーに行けるようにしてあげる」
シン「来たー。もう、ずっと待ってたんだから。ささ、早く私に魔法をかけて」
魔女「せっかちな人ね。ちちんぷいぷいのぷい」
シン「なんて古臭い呪文なのかしら」
魔女「それは言わないで。それー」
シン「ひひーん」
魔女「素敵な馬車の登場よ」
シン「ひひーんってなんで私が馬なのよ。話がおかしくなるでしょ」
魔女「間違えたかしら」
シン「全然違うわよ。もうわかってるくせに。ささ、早くしてよ」
魔女「仕方ないわね。それー」
シン「キキー、ウッキー。ってなんで猿やねん」
魔女「面白いでしょ」
シン「全然面白くないわ。早く、素敵なドレスとかカボチャの馬車とか出しなさいよ」
魔女「ちょっと待って。それは無理よ。私にはそんな魔法使えないもの。」
シン「ええーじゃあ私はどうしたら良いの?パーティーは。王子は?」
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