花開く時、彼女は問うた。
花開く時、彼女は問うた。
小鳥遊に単スポ
小鳥遊 彼女は言いました。自分が死ぬための証明が欲しい。
俺は言いました。生きた証明はどうするんだと。
彼女は笑いました。君が証明してよ。そういって。
明転
机と椅子、そこに小鳥遊が座ってうたたねをしているところに美紗がくる。
美紗 あのーー、
小鳥遊 （あくび）あーなんすか？
美紗 安楽死したいんですけど。
小鳥遊 あー、未成年の方は保護者の許可ないとできないんでー、
美紗 親はいません。
小鳥遊 は？？
美紗 親はいないので、29人にサインもらいました。あと一人、お兄さんが書いてください。
小鳥遊 いやー、、ちょっとそれは、、。
美紗 なんでです？親の許可が出ない場合、30人にサインがもらえれば申請は通るって、ネットで見ました。
小鳥遊 ネットねー、、はいはい、、。
美紗 あの、未成年だからって舐めないでください。私はちゃんと正当な理由があってここにきてるんです。
小鳥遊 それは大したもんですけどね、あの、
美紗 はっきり言ってくれます？時間がないので。
小鳥遊 、、前例がないんですよ。
美紗 前例？
小鳥遊 未成年が安楽死をしようとして成功、あーつまり死んだってことね。それがないんです。
美紗 、、、、。
小鳥遊 えーっと、美紗？さんがここに来た理由はわかりかねますけどね、つまりそういうことなんです。
美紗 いいです。早くお兄さんサインしてください。
小鳥遊 今の話聞いてました？？？？
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