デンジャー・アニメーション!
~c70の由来~
“デンジャー・アニメーション!〜c70の由来〜“

ジャンル:現代お仕事ドラマ

こちらは声劇を想定した台本になります。
よろしければお読みいただけると幸いです。

◆内容
アニメスタジオに届いた殺害予告の手紙。
制作進行の弓野は動揺するが、プロデューサーの須美は相手にもせず…。
怒り苛立つ予告犯は行動に移る。

◆登場人物
弓野:女。20代後半。スタジオ・プライマルベースに勤める制作進行(スケジュール管理や素材回収を行う人)。エネルギッシュで言いたいことはスパッという言うタイプ。
須美:男。30代後半。スタジオ・プライマルベースに勤めるプロデューサー。腰が低いがしたたか。
鬼面仮面:男。20代前半。引きこもりでアニメオタク。根暗でよくSNSにアニメの悪口を投稿している。名前はハンドルネーム。

・声劇等で使用される際は作者名をどこかに表記またはどこかでご紹介下さい。作者への連絡は不要です。
・性別・人数・セリフの内容等変更可です。また演者様の性別は問いません。
・自作発言はセリフの変更後でもお止めください。
・アドリブ可。好きに演じて下さいませ。

(以下本編)
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◆鬼面仮面の部屋 PC前


鬼面仮面:(荒い息)…ああ、くそ、くそ、くそくそクソクソクソクソ…!
…ッ、全然っ!分かってない…分かってない分かってない…!
…どうして、どうしてさァ、分からない馬鹿しかいないんだ、この会社ァッ!
スタジオ・プライマルベース…!絶対許さない、ない、無い、無い、マジで無いィ…!!
ああぁぁぁぁぁ…くそ、くそくそクソクソクソ…ッ!


◆スタジオ・プライマルベース 制作部


弓野:(N)私が勤めるアニメーション制作会社、有限会社プライマルベースのプロデューサーである須美さん。彼は捉えどころのない人だ。
外部の人、監督や社長には腰が低くペコペコしてて、かといって部下や後輩に威張ったりもしない。
他人と喧嘩してるところなんて見たことがない、なんというか「素の自分」を出さない人だ。

須美:へえ…すごい迫力だね、これ

弓野:…あ、いた!す、須美さん!…って何ですか、この人だかりは!

須美:おお、弓野。これ見てみなよ

弓野:え?

須美:いま制作部の皆でゲーム大会やってんだけどさ、見てよあれ。ストリートファイター、今6作目だって!

弓野:え、げ、ゲーム大会って…?ゲーム機を会社に持ってきたんですか!?ていうか今勤務時間…

須美:勤務時間なんてこの業界にはあってないようなものだろ?

弓野:そんな事ないと思いますよ?

須美:もうグラフィックなんて実写だよ実写!すごい質感!ね、ね、プレイヤーの君、次ガイル使ってよガイル!
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