あらすじ
主人公の上地しほは、起立性調節障害のため、保健室に通学している。
しほはそこで、落雷にあってしばらく入院していたという天久みちと出会う。どうやら彼女は退院後、以前とは性格が変わってしまったらしい。かつては陽キャだったが陰キャになり、周囲から浮いてしまっているという。
いつしかみちと仲良くなったしほは、みちから信じられない話を聞く。なんと、今いるみちは、平行世界で同じく落雷にあった別世界のみちであり、この世界のみちと入れ替わっていたのだ。
しほとうちとけることで、明るくなる平行世界のみち。
変わりゆくみちであったが、それは、仲良くなったしほとの別れの兆しであった…。
平行世界の友達との交流と別れ。ファンタジー要素を含ませた切ない物語です。