あらすじ
ある日の放課後。演劇部の部室に集まった9人の部員たち。
その中の一人が「今日ここで、“誰かの罪”が暴かれる」と言い出す。
実はちょうど1年前、ある部員が突然姿を消し、以来「原因不明の退部」とだけ説明されていた。
だが今、その事件の真相が暴かれようとしていた――。
過去の出来事と現在の対話が交錯する中、次第に“全員が何かを隠している”ことが明らかになっていく。
やがて暴かれるのは、ひとりの“犯人”ではなく、集団で見て見ぬふりをしていた罪。
「誰が一番悪いのか」「何が正しかったのか」。
答えの出ない問いの中で、登場人物たちは“今”を選ぶ決断を迫られる。