あらすじ
1871年。明治のはじめ、百花の王が咲く頃の話でございます。
簪屋の『綺虎屋』には双子がおりますが、それを父が認めず、二人は跡取りと職人として、表向きは生かされています。
課せられている決まりはただひとつ。
『二人で表に出ないこと』でございます。
それを破り、父に知られてしまった双子は銃を握らされて、とある選択をする事になりました。
銃声、ごうと燃ゆる炎の音、上る十三夜月。
子らの選択はどのようなものになったのか、是非皆様に見届けていただきたく思います。
万雷の拍手のご準備を、お客様。