3（男：3　女：-　その他：-）

40分

戦争の世で出会う二人の男。ラクール王国とイガレア、敵国同士の二人は武器や食べ物、帰る手段も持たず、砂漠の真ん中にいた。「先に迎えが来た方の勝ちだ」と賭けをし、二人は酒を飲みながら語り始める。

はりこのトラの穴の規定に準ずる

【登場人物】
・ラクール
ラクール軍に所属する男性。気弱そうな雰囲気を持つ。義理を大事にする。基本的には優しいが、時おりそうでない一面も見せる。争いを好まないが、争い自体は否定しない。育ちが良さげである。
・イガレア
イガレア軍に所属する男性。少々粗野。長く戦争に参加している。現実的な思考回路を持つ。自分より弱いものを可愛がる気質。根が優しい。酒が好き。
・王子さま
ラクール王国の第二王子。ラクールへの協力を要請すべく、自らゴダル共和国へ向かう。
・ベオウルフ
ラクール軍の英雄。敵国の間でも有名人である。その武勇伝を知るものは多いが、その正体を知るものは少ない

元々、声劇用にと書いた脚本でしたが、「舞台でもできるのでは」と言われ、少し書き直しました。そのため、冒頭を除いて演出は少なく、会話が中心の舞台になりました。