猫耳屋翼の演劇帖

7（男：3　女：4　その他：-）

-分

火曜サスペンスへのオマージュとして描く小劇場ミステリー。さびれた暁探偵事務所に届いた“猫誘拐”は、虚実がねじれる連鎖の幕開けだった。虚言癖の少女、金に困る青年、冷え切った家族。カードの家のように崩れゆく関係の中、探偵は“匂い”と些細な矛盾から真相へ。赤いベンチと湾岸倉庫の罠、鰹節の手掛かり。ほろ苦い和解と余韻のラスト。

はりこのトラの穴の規定に準ずる
追記
20年以上前の台本で姉妹がついていてないのを久しぶりに見つけて、結末をつけました。火曜サスペンスといってもいまは知らない若い人多いと思いますけど。まあ、いろいろと古い感はありますが、読んでいただければ。まあ、決着つけることができてよかったな。