風の中の少女
(電波塔物語)
電波塔物語第三「風の中の少女」
企画/御堂鈴音(幻想粉)
作・脚本/芽賀義雅

少女(よくわかんないけど意味深)
ウーダ(花屋、男性、25歳、本当はサラリーマン木田圭介)
シェリー(花屋の店主、41歳)
ユウナ(学生、シェリーの娘、19歳)
博士あ(電波塔医学庁の研究室勤務。長老格)
博士い(電波塔医学庁の研究室勤務。生粋の科学者)
博士う(電波塔医学庁の研究室勤務。オヤジジャグが好き)
電波AからE(電波塔に棲んだり、家電の電磁波などにもなる)
電波FからG(別の電波塔からくる電波)
















第1場
  幕、上がる
曲、小さく入る。効果、風の音
照明、ホリ青、サス橙、ピン白
少女が下手に立っている。遠くを見ている。帽子を押さえ、風を浴びる
照明効果、薄い雲がサーっと流れている。
曲、大きくなっていく。やがて歌声とクスクス笑い
照明、暗くなる。少女、掃け
曲、やがて小さくなり、歌声、笑い声、風の音は続く
照明、地明かり
お花屋さん
効果音、FO
曲、入る。

ウーダ  あれ?
シェリー どうしたの、ウーダ君。
ウーダ  今、女の子いませんでした?
シェリー えっ。

  電話の音
  シェリー、携帯電話を取り出す。

シェリー もしもし。・・・、え、・・・あら、そう。わかったわ。・・・代わっとく?
・・・あら、そう。うん、じゃ。

  携帯電話を切る

ウーダ  ユウナさんですか?
シェリー 明日、帰るって。
ウーダ  じゃあ、学校お休みに入るんですね。
シェリー 楽しみにしているみたいよ。
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