〜夏空の光〜

「〜夏空の光〜」

脚本 皆木達也


〜登場人物〜

南河内 光  (みなみかわち ひかる)
星野 奈津美 (ほしの なつみ)
佐久間 栞  (さくま しおり)
佐久間 大五郎(さくま だいごろう)
山田 次郎  (やまだ じろう)
本庄 芳樹  (ほんじょう よしき)=駅長



〜舞台設定〜

人気のほとんど無い田舎にあるような駅のホーム。

舞台奥には木製のフェンス、その周辺には色とりどりの夏の草花が植えられたプランターが置いてある。
そこから下手奥に進むと駅改札及び駅事務所へ通じる入口がある(事務所側と呼称)

舞台奥上手寄りに「見連川(みつれがわ)」と書かれた駅の看板。その直下に粗末な長椅子。

舞台上手前よりホーム及び線路に続く(ホーム側と呼称)




〜シーン①〜

暗転の中、号笛・・・電車が発車する音。

駅長が電車の発車を見送っている。
旗を振りつつ安全確認。
山田次郎が事務所側から入ってくる。

山田「駅長。」
駅長「ん?」
山田「荒井さんから荷物が届いてます。」
駅長「そう。あ・・・そうか、もうそんな季節なんだね。」
山田「はい。」
駅長「じゃあ、後でお供え物、用意しておかないと・・・。」
山田「あ、それなら荒井さんが・・・。」
駅長「え?」
山田「使ってくださいって、お盆道具一式、置いていきましたよ。」
駅長「また?もう、いつもなんだから・・・。そんなことしなくてもいいのにね。・・・後でお礼を言っておかないといけないな。」
山田「そうですね。」

南河内光が帽子をかぶったままホーム側から入ってくる。

駅長「ああ、改札はどう?直った?」
山田「それなんですけど・・・まだ・・・。」
駅長「(苦笑)自動改札導入って言っても、動かないんじゃ意味ないよね。」
山田「はい。うちの駅なら、僕たちの手で切るほうがいいかなって思うんですけど・・・。」
駅長「そうだね、そうしちゃおうか?後で荒井さんに・・・。」
光「こんにちは!」

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