『メッセージ性のある豆腐』 (From回し読み新聞創作劇)
『メッセージ性のある豆腐』
登場人物【店長、店員1、店員2】
〜〜〜〜〜
▪️豆腐屋。3人が店番をしている。
全員「いらっしゃいませ〜」
店員1「・・・あ〜、行っちゃった」
定員2「豆腐また売れなかったですね〜」
店員1「暇ですね〜」
店員2「暇だね」
店長「そうだな」
店員1「え、今日って豆腐何個売れましたっけ?」
店長「0個」
店員2「売れてなさすぎ〜」
店員1「店長!!これはどうにかしないと駄目ですよ!!」
店長「あ、じゃぁあれやるか?」
店員1、店員2「え?」
店長「去年やった流し豆腐」
店員1、店員2「いやいやいや」
店員1「あれは周を重ねるごとに豆腐がぐちゃってなるから駄目ですよ」
店長「木綿でやればどうにかなるだろう」
店員1「なりません!!」
店員2「ならないですって! もっと若者に向けて『メッセージ性のある豆腐作り』、やりましょうよ!!」
店長「・・・メッセージ性? 豆腐で文字書くとか?」
店員2「違う違う。そうじゃなくて、もっとこう・・・メッセージ性のあるもの」
店長「豆腐タワー、とか」
店員2「違う違う違う。だからもう、若者が好きそうなタピオカを入れるとか、何かそういうのやっていきましょうよ」
店長「タピオカ・・・?」
▪️店員1 サッと奥に行って、すぐに戻ってくる。
店員1「はい! タピオカ豆腐!!」
店員2「きました!」
▪️食べる。
店員2「あ、まずい」
店長「何だこれは。見た目からして・・・」
店員2「駄目。見た目が駄目。もっとこう・・・生クリームとか若者が好きそうなやつは?」
▪️店員1 サッと奥に行って、すぐに戻ってくる。
店員1「はい! タピオカ生クリーム豆腐!」
店員2「あ、これならいける」
店員1「うん。いけるいける」
▪️食べる。
店長「あまーーーーい、なにこれ」
店員2「これ駄目。苦いやつ、何かもっと、、、青汁とか」
▪️店員1 サッと奥に行って、すぐに戻ってくる。
店員1「はいこれ、青汁豆腐」
店員2「はい〜。青汁きました〜」
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