あらすじ
自作を上演してくれた学校の一つが、津波の被害にあったことを知りました。その日から考え始めました。「自分に何かできることはないいだろうか。自分だからこそできることはないだろうか」と。そして、辿り着いたのが「ふるさと」です。
元気になれる劇が創りたいと思いました。観た人が元気になれる劇、そして、そのことによって上演した人が元気になれる劇です。
現在まで被災地の学校を含む多くの学校で上演されてきました。
「ふるさと」は古川里美(=ふるさと)が転校してきたことで、故郷に特別な思いを持っていなかった子ども達全員が故郷を好きになる話です。内容に震災をイメージさせる部分はあえて入れませんでした。ただただ「あったかい劇になればいい」という思いを胸に創りました。
「ふるさと」は机とイスがあればどこでも上演できる劇です。教室でも体育館でも、校庭でも上演することが可能です。音響設備は必要ありません。場面転換では子どもたちが生で歌う「ふるさと」がバックミュージックとなります。 この劇は様々な上演形態で発表することができます。演劇部はもちろん、学級劇、学年・学校劇としても上演できます。