あらすじ
天文学部の部長は、毎日部室で古びたラジオをいじり、宇宙人のラジオ放送を聞くという夢を追いかけている。現実主義の後輩はそんな部長の熱意に呆れていた。
ある日、後輩は部長に無理やりラジオを渡される。後輩が諦め半分で周波数を合わせると、どこからか子供の声が聞こえてきた。それは「宇宙人に会いたい」という夢を語る声だった。
驚きと戸惑いの中、部長にも声が聞こえていたことが判明する。二人はラジオから聞こえる声の正体を探るべく、宇宙人探しに奔走し始める。しかし、この不思議なラジオが再び鳴ることはなく、彼らの前には様々な困難が立ちはだかるのだった。