3（男：1　女：2　その他：-）

-分

誰でもない夜の歌姫人形と、全て捨てた迷い猫少女。それぞれの過去。それぞれの秘密。人形は自分を見出し、迷い猫は新しい何かを得る。絶望の使者は黒衣の男の姿をしていて、月の代わりに問いかける。そして人形は愛を知り、迷い猫はいのちを思う。やがて煙草の煙とメトロノームの音が物語の終わりを告げ、夜が明ける。

独自規定
追記
特に脚本料とかは取らないですけど、使うときは連絡して欲しいです。連絡がないとなんか悲しい気持ちになるので。

今回のサウンドトラックはPort of Notes「Duet With Birds」ですが、戯曲の指定を無視した選曲も是非聴いてみたいところです。便宜上二幕の形ながら、そんな立派なものではありません。それと二幕二場、別のクライマックスと結末があっていいと思います。他の筆による改訂版を、いつか観てみたいものです。
作者覚え書き（04.12）
・後半、大幅に加筆訂正を行いました。
　分量では、１０分程度伸びたぐらいの変更です（多分）。
　話の筋そのものは変わっていません。
・「演出的」な卜書きが気になったので、目に付くところは削除しました。
・曲目の指定をしていましたが、それも全て削除しました。
・タイトルにこっそり「完全版」とついています。
以上、変更点です。

後半、改稿のせいもあって「殺」って字が頻出します。
そういうお話です。あ、でも、話の中では登場人物は誰も死にません。
でも、夢も希望も救いもありません。
愛はちょっぴりありますが、うそっぱちな気がします。偽物です。

そういうお話です。
あらかじめご了承下さい。

05.05.27 なんとなく改稿。少し伸びました。タイトルは「決定版」です。