その他
この夏、ある先生から
この時期に東日本大震災の芝居を書くことは是か非か
ということを質問されました。
自分は考えた末
作者もこれだけ深く踏み入って傷を負って書いている
というような作品であれば是
というようなことを答えました。
果たしてそれが正しいかどうかはわかりません。
当初震災に関するものは作れない
と決めていましたが
やはりこれだけ大きい事が起こったので
被災地により近い、中学校演劇の劇作家の端くれとして
そしてかつて福島に住んでいた者として
一つ作らないわけには前に進めないような気がして
作った次第です。
踏み入って傷を負って、なんて偉そうなことを言って
自分でそれが実践できたとは
決して思ってはいません。
ただ、自分のやるせない気持ちを
とりあえずぶつけたつもりです。
2011年11月27日(日) 志野英乃